和歌山の750ssは止まらない
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Q&Aコーナー

私、和歌山がモニターして思った疑問をゲバ氏に色々聞いてみました。
何かの参考になれば幸いです。

Q−H2とH1Bしか装備できないのですか?
A−750ss全年式 500ss全年式装着可能です。
中型のKH・SSは装着不可と判明しました。

Q−オススメのマスター・レリーズの組み合わせはどれですか?
A−マスター:ロッキードCP3125-5 レリーズ:AELLA30φです。
ロッキードはネジ調整できるのがポイントです。

Q−スプロケは何が入りますか?
A−530-15丁、530-16丁、520-16丁オフセット10mmは確認済みです。
ダメなのが530-16丁のオフセットスプロケです。オフセットは520にして下さい。

Q−ボルトの締め付けはロック剤?グリス系?
A−ボルトはロック材だとスプロケ交換時に面倒なのでグリス系が好ましいと思います。

Q−どれを買えば良いか判らないのでレリーズ・ホースは用意してくれますか?
A−純正レリーズ、社外レリーズ本体はドカ屋さんで購入出来るので新品をこちらで
用意することは可能だと思います。 ホースは取り回しにより長さが違うので
購入者自身が長さを判断して購入して貰いたいです。(大体1400mmで足ります)

Q−修理はしてくれますか?
A−シールは普通の工具屋さんで手に入る物なので、なるべく購入者本人に
買ってもらった方が安く済むので補修パーツになるかな?
手に入らない人がいればシール類は出します。
軸受けに使っているオイレスは早々へたる物では無いので大丈夫だと思います。
でも、もしもの時は専用工具で入れるので補修パーツではなく、修理依頼になります。

Q−全てあわせるとどれ位の価格で収まりますか?
好みによりますが、ヤフオクなどの中古で揃えるなら安くあがると思います。
マスターシリンダーは1,000円位から有りますし、レリーズ本体も
1,000円位から有るので探して欲しいです。
レリーズはドカ純正を買う時なるべくバンジョーボルトも付いている物がいいと思います。
社外で売っているエア抜きが付いているバンジョーボルトは1,500円しますので、
なるべくセットで売りに出ている物がいいかも。
ホースは、ブレーキホースで大丈夫なので、自分は目立たない黒いグッドリッチ風の
ホースをヤフオクで新品買いました。 たしか2,400円位だと思います。
長さは個体差があり何とも言えませんが、チェーンケースの裏から回す方法を使って、
H1Bノーマルハンドルの場合、1,400mmでフレームに沿わす事が出来ました。

ホントは全部新品で揃えるのがいいのですが合計金額が怖い値段になりそうです。
自分の考えでは、マスターは新品、ホースも新品、レリーズは中古。
マスターは程度が悪いと動きが悪く、OHするのが大変(金額的にも)なので
中古はリスクがあり、自信が無ければお勧めはしません。
レリーズ本体はヤフオクの写真を裏から見て白い粉が出ていなければ使えると思います。
シールにシリコングリスを塗ってから使えば動きもスムーズになります。
粉が吹いていたり、黒く腐食がある物ではシールが長持ちしないと思います。
好みがあると思うので何とも言えませんが5万円以内には収まる試算です。

Q−スプロケカバーの中が汚いのですがシール関係は大丈夫でしょうか?
A−シールはダストシールで油、埃、泥、に強いと思います。
でもシングルリップなのでスカスカになると異物が入りそうですが・・
組み付ける時に薄くシリコングリスを塗って置いてあるので馴染も早く出ると思います。

Q−ボルト穴が狭いのですが何故ですか?
A−ボルト通す穴はクリアランスギリギリで、芯だしを出しやすくしています。
クリアランスが大きいと全体の剛性も下がり、よじれるのを抑える為にも
クリアランスは少なくしています。実際ボルトの径がM6のボルトでも
5.9mmしかないので穴は変心のシャフトで6φ、レリーズの穴で6.1φです。

Q−取り付けボルトにスプリングワッシャーは挟まないのですか?
A−組み立てボルトにはスプリングワッシャーは入れていません。
ん〜何でかと言われると説明しずらいですが、昔の職人さんがよくトルク掛ける時は
余計な物を挟むな。と言っていたのですよ、色々挟むとそれだけ摩擦が増えて
締め付ける力が分散するからかな?と思ってます。
もちろん摩擦が増えれば緩みづらいと思いますが、2本で止めているので
ガッチリ効かせたいのが本音です。

Q−意外に頑強で重たいのですが何故ですか?
A−偏心ストロークなので剛性を出さないと、よじれてしまうので
ガッチリ止まる事が条件でした。 その為、重量が重くなってしまいました。

Q−取り付けボルトはステンレスにしても良いですか?
A−下の回答に書きました。

Q−レリーズに押されて多少ブラケットが反るのですが大丈夫ですか?
A−プレートの所は反ります、ある程度は仕方ないと思います。
その反りをなるべく無くすのに苦労しました。 初め材料はA7075で手作りしましたが、
壊れるほど反ってボツにしました。
原因は色々有り、改善を繰り返してそこまでになり、自分ではこれ以上に剛性を
出すには最低で3点止めにしないと収まらないと思います。
3点止めにするとカバー加工が必要で、それはやりたくないので現状の形で
納得しています。 その為に組み付けボルトの選定が重要になりました。
毎回繰り返し、反る力がボルトに掛かるので、硬くてもろいボルトはダメ!
もし、破断して折れたボルトが残った時でも、ドリルで穴が開けずらい材質もダメでした。
結局ユニクロの普通のボルトが柔軟性もあり、早々折れなくて、折れたとしても、
除去が楽かなと? この問題は偏心シャフトの致命的な所かも知れません。
力の掛かり方がずれているので、レリーズは押す力、偏心シャフトはその力を受けて
反発する力になりプレートを押し反らせる感じになっていると思います。

Q−結局、反るのは設計の範囲内という事ですか?
A−ええ、無茶な反りではないはずです。
ボルトの材質を変えると反りも収まると思いますが、折れた時を考えると
変更できないですね。S45Cは横方向の力が入ると折れるので確実に使えず、
クロモリは良さそうなのですが折れた時に対処するのが大変なのでやはり、
多少反っても普通の鉄ボルトが適していると思います。

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